今日は、「いつまで母さん」のトレードマークのメガネのお話。
私は、ひどい近視で視力が左右0.02と0.03しかない。寝ている以外は、常時、分厚いメガネをかけている。
今年の妹の誕生日に、プレセントを持って行った。
その日は雨で、仕事の帰りで遅くなったこともあり、妹宅の玄関先で
「お誕生日おめでとう」と言ってプレゼントを渡した。
妹の旦那さんも、
「ありがとう。」とお礼を言いに玄関まで出てきた。
と、
「・・・」
妹の旦那さんは、
私が話すたびに、マスクと鼻息で曇り、ほとんど前が見えていない私のメガネを見て
言葉に詰まっている。
「マスクをしていると、息でメガネが曇りますね。いいのがあるんですよ」
と、メガネが曇らないスプレーを奥の部屋から持ってきて、私のメガネにシュッシュと、吹きかけくるくると指(?)でレンズに塗り広げ、クロスで拭き始めた。
「これ、いいですよ。僕も愛用しているんです。メガネ屋さんに売ってますよ」
「便利ですね。購入してみます・・・」
あれから、半年経って、夏になった。
職場やコンビニなど、クーラーが効いている場所から、
外気温の場所に出る際は、一瞬でメガネが例外なく曇り、視界が真っ白になる。
その度に外して、ハンカチで慌てて拭いている。
妹の旦那さんのメガネ曇り止めスプレーを、ふと思い出した。
メーカーは、見なかった。スプレーボトルの色も思い出せない。
とりあえず、Amazonでそれらしいものをポチってみた。
ちょっと得意げな妹の旦那さんの笑顔から、半年。
やっと、クーラーの効いた車から降りた瞬間の・・・
コンビニから出た瞬間の・・・
「世界中ミスト。辺り一面、真っ白のコメディアン状態から抜け出せる」