いつまで母さん

依存症の家族と暮らす

広島原爆の日に寄せて。トットちゃんとトットちゃんたち

1945年8月6日午前8時15分

広島県に原子爆弾が投下され、約16万6千人の方々が2〜4ヶ月の間に亡くなった。

久しぶりに「トットちゃんとトットちゃんたち」を読んでみた。

 

黒柳徹子さんが、1984年から1996年までの13年間ユニセフの親善大使として

世界中を訪れた時の記録が記されている。

 

世界はずっと、戦争をしている。

今でも、ウクライナをはじめ、世界中の至る所で戦争が続いている。

 

衝撃的だったのは、

 

ボスニア・ヘルツェゴビナの章で、敵の国の民家に入り、ぬいぐるみに爆弾を仕掛けた話。

 

子どもは、ぬいぐるみを抱いて逃げる。

その逃げた先の避難所で、ぬいぐるみの爆弾が爆発するという。

戦争に大義名分はない。

戦争は卑劣で理不尽以外の何者でもないと

読んでいて痛切に感じる。

 

そして、最後に、

黒柳徹子さんは、平和な日本について語る。

 

豊かな日本だが、子どもが自殺する国。

 

世界には、地雷を踏んでしまい足を切断した子ども、栄養失調で歩く力もない子どもがいる。

 

戦争をしている国に行き、黒柳徹子さんは、子どもや領事館の方達に質問を投げかける。

 

「こんなに苦しい逆境にあっても、自殺をする子どもはいないんですか?」

「一人もいません」

 

トットちゃんの学校には体の不自由な子どもさんたちが何人もいて、

校長先生がいつもおっしゃったことは、

「みんないっしょだよ。いっしょにやるんだよ」

それだけだった、と書いてある。

 

発展途上国の子どもたちを、

「可哀想」と思うなら、

「助けてあげたい」と思うなら

いま、あなたの隣にいる友だちと

「いっしょにやっていこうよ」と話して。

「みんなで、いっしょに生きていこう」と手をつないで。

 

黒柳徹子さんの言葉が、大きく強く

心の鐘を鳴らす。

 

平和に感謝

命に感謝

原爆や戦争で犠牲になられたたくさんの方々に

黙祷を捧げます。